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Azure AD の SSO(シングルサインオン)について

Microsoft 365
Azure AD
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情報屋ヤマグチのタレコミ
この記事の内容
SSO(シングルサインオン)とは?
SSO(シングルサインオン)構成されていない状況でたくさんのクラウドアプリを利用すると?

株式会社ソフトクリエイト 戦略ビジネス部 情報屋の山口です。

さて、パスワード認証という仕組みは、1960年代に開発された基本的な認証方式になります。

・IDとパスワードが一致したら、システムに入れる!

非常にシンプルで、判りやすい仕組みですよね。ただ、現代の様な、ローカルも、クラウドも、スマホでもパスワード認証する様な世の中になってくると、ユーザー ID とパスワードの運用管理がものすごく大変になってきてしまいます。

このユーザーIDとパスワードの負担を軽減する仕組みとして、Azure AD では、SSO(シングルサインオン)という仕組みが提供されています。

SSO(シングルサインオン)とは?

単一 ID を利用して、異なるクラウドサービスにシームレスにアクセスを可能とする仕組みです。

Azure AD の SSO の特徴として、Azure AD 参加状態の Windows であれば、起動時のサインインからクラウドアプリへのアクセスまでをシームレスに行うことが可能ですので、ワークグループや、オンプレミスの Active Directory を利用している環境とは、一味違う利用感になります。

なお、Azure AD の SSO については、Azure AD フリー版を含むすべてのプランで接続数が無制限に利用可能な機能ですので、設定して利用しようと思えば、使える様なものです。

SSO(シングルサインオン)構成されていない状況でたくさんのクラウドアプリを利用すると?

複数のIDとパスワード

SSO を利用しない場合、ユーザーは利用するクラウドアプリ毎にユーザー ID とパスワードを利用してアクセスする必要があります。

この場合、ユーザーは、各クラウドアプリへのアクセス ID やパスワードを覚えないと駄目な訳ですが、忘れたくないので、ノートや付箋にメモしたりして、なにかの拍子(ノートや付箋、デスクトップ画面の盗み見)で、第三者に漏洩したり、はたまた、パスワード忘れて管理者にパスワードのリセットのお願いをしてきたりと、セキュリティ的にも、生産性的にもよくありません。

シングルサインオン

対して、SSO を利用した場合、ユーザーは Azure AD のユーザー ID とパスワードのみで、各クラウドアプリにアクセスできるようになるので、ユーザーが覚えるパスワード、入力回数や、パスワードのリセットについての対応が減るので、時間と労力の節約(生産性の向上)となる訳です。

デメリットを考えると、ユーザー ID とパスワードが漏洩すると各クラウドサービスへのアクセスが容易に行えてしまう状況になりますので、Azure AD での多要素認証(MFA)の仕組みを必須とした上で、Azure AD の条件付きアクセスやセッションタイムアウトの設定を併用して、クラウドサービスへのアクセスを強化する必要があります。

※ 本投稿は、弊社で運営していますソフクリ365倶楽部のTeams投稿等で案内した内容を再編したものになります。ソフクリ365倶楽部のプレミアム会員様については、倶楽部への投稿や技術情報の投稿等を閲覧、アクションすることが可能です。
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山口 泰志

山口 泰志(やまぐち たいし)

  • 出身:福岡生まれ、佐賀育ち
  • Motto:しっかり考えて、やるべきことは、直ぐにやる!

Microsoft Top Partner Engineer Award 2023年、2024年受賞
弊社グループ全体における Microsoft 365 の技術主導者。
Microsoft 365を中心とした技術情報を ソフクリ365倶楽部 で発信。
実機で学ぶ無料ワークショップ「Softcreate Premium Workshop」の講師です!

情報屋ヤマグチをもっと知る!
経歴
~2016年
中⼩SIer、フリーランスエンジニア、⼤規模SIer等での経験を経て、2016年にソフトクリエイトに⼊社しました。
ソフトクリエイト⼊社後
AD、Office 365構築エンジニア、プリセールス等を経験した上で、2018年より、⾃分の発案でMicrosoft 365サービスの企画、⽴上げを⾏った後に、ソフトクリエイトホールディングス情報システム部にて、グループ全体へのMicrosoft 365 E5導⼊を主導しました。
現在
Microsoft 365の技術を中⼼に最新のテクノロジーや使い⽅を内外に発信したり、勉強会・トレーニング講師、新サービス⽴案、⽴上げとかの仕事をしています。
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趣味
散歩、登⼭、ロードバイク、旅⾏とかで、
外に出かけて、⾝体を動かすものが多いです
最近行って良かった所

この数年は、海外にも行くようになり、各国の文化や風土の違いを感じる経験ができるようになりました。

Seattle
Microsoft本社、ウォーターフロント、ワシントン大学、カロリー増々な食事
台湾
故宮博物院、台北101、九分のジブリ風な街並み、猫村として有名な猴硐(ホウトン)、気球や十分瀑布で有名な十分、各地域の夜市を中心としたグルメ
心掛けていること
現在の世の中では、エンジニアが何かを作れたり、運⽤できたりでは⾜りず、⾊々な視点で、考え、語り、発信できる様になる必要があると考えています。この様な活動のモデルとして、働き⽅と、テクノロジーの両⾯で、お客様、組織をリードできる様な⼈になれるように⽇々チャレンジすることを⼼掛けています。
最後に一言
テレワーク、社内のインフラ運⽤、セキュリティの維持対応、DX、AI等々、組織の情報システム部に求められる役割は、⽇々増⼤しています。この様な、時代の進歩の早い世の中で、皆様と⼀緒に⾼めあったり、課題を解決できるような関係を作っていきたいと考えていますので、どうぞよろしく!
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