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Copilot で句構造文法や箇条書きの出力も試してみよう!

Copilot
AI
情報屋ヤマグチのタレコミ
この記事の内容
Copilot で句構造文法や箇条書きの出力も試してみよう!

どうも、株式会社ソフトクリエイト 戦略ビジネス部 で情報屋やってます。山口です。
普段は企業様向けに Microsoft 365 活用のご支援をおこなっています。

最近は、Open AI、Microsoft、Google、Anthropic の各生成系AIのサービスで、AI+Web検索=AI検索ができるようになり、Google検索(ググレ)は時代遅れと言われるようになってきましたね(^^;

AI検索って、要するにAIがインターネットやデータベースから情報を探してくれる技術のことです。例えば、質問を入力すると、AIが関連する情報を素早く見つけてくれます。
これにより、時間を節約でき、より正確な情報を得ることができるということなんですが、個人的には、ある程度のキーワードの絞り込みと知見があれば、Google検索が強い部分が多いと考えています。
要は使い分けという話です(^^

まぁ、若い人に、今から、Google 検索力を優先的に付けることを教える時代ではないのかもなぁ(^^;しみじみ
さて、生成系AIやAI検索で、色々な情報がスピードアップしてくるのですが、それを自分で受け入れる工夫が必要になってきますので、私なりに工夫していることを少しご案内したいと思います(^^

Copilot で句構造文法や箇条書きの出力も試してみよう!

既に、ご存じの方も多いですが、プロンプトエンジニアリングでは、色々なテクニックを利用することで、生成系AIからの生成結果を向上させることができます。

①句構造文法を用いて

私的には、句構造文法(Phrase Structure Grammar)を利用すると自然な日本語で出力してくれるので、お気に入りです。

句構造文法(Phrase Structure Grammar)とは?

文を句(フレーズ)に分解し、その構造を解析する文法理論です。各句はさらに小さな単位に分けられ、文の全体構造を示します。例えば、名詞句(NP)や動詞句(VP)などがあり、これらが組み合わさって文を形成します。この理論は生成文法の一部であり、文の構造を理解するための基本的な枠組みを提供します。

例1
入力:
以下の本文の内容を、句構造文法を用いて自然な日本にしてください。

#本文:
2025年の Microsoft の生成系AIに関する進歩とポイントについて、いくつかの重要なトレンドがあります。 より高度で有用なAIモデル: AIモデルはさらに高速で効率的になり、特定のニーズに合わせてカスタマイズされます。これにより、科学、法律、医療などの分野で複雑な問題を解決するツールが提供されます。 AIエージェントの職場での再定義: AIエージェントは、ITトラブルシューティングやワークフローの最適化など、反復的で複雑なタスクを自律的に処理することで、職場を変革します。 日常生活のAIコンパニオン: Microsoft Copilot のようなAIコンパニオンは、タスクの優先順位付け、ニュースの要約、視覚的な支援を提供することで、日常生活をより効率的にします。 持続可能なAI開発: Microsoftは、風力、地熱、原子力、太陽光などのカーボンフリーエネルギー源を使用し、冷却に水を使用しないデータセンターを構築することで、グリーンAIを推進しています。 これらの進歩により、AIはますます私たちの生活や仕事に統合され、よりスマートで効率的な方法で技術と対話できるようになります。

生成結果:

②箇条書きで

箇条書きは、資料を作成する前に、先ずは、項目ベースでイメージ考えたい時によく使います。

主語と述語とは?

主語と述語は文の基本構成要素です。主語は文の主題であり、動作や状態の主体を示します。例えば、「猫が走る」の「猫」が主語です。述語は主語に関する情報を提供し、動作や状態を表します。「猫が走る」の「走る」が述語です。主語と述語の組み合わせにより、文の意味が成立します。

例2
入力:
以下の本文の内容を、主語と述語を抜いて、箇条書きにしてください。

#本文:
2025年の Microsoft の生成系AIに関する進歩とポイントについて、いくつかの重要なトレンドがあります。 より高度で有用なAIモデル: AIモデルはさらに高速で効率的になり、特定のニーズに合わせてカスタマイズされます。これにより、科学、法律、医療などの分野で複雑な問題を解決するツールが提供されます。 AIエージェントの職場での再定義: AIエージェントは、ITトラブルシューティングやワークフローの最適化など、反復的で複雑なタスクを自律的に処理することで、職場を変革します。 日常生活のAIコンパニオン: Microsoft Copilot のようなAIコンパニオンは、タスクの優先順位付け、ニュースの要約、視覚的な支援を提供することで、日常生活をより効率的にします。 持続可能なAI開発: Microsoftは、風力、地熱、原子力、太陽光などのカーボンフリーエネルギー源を使用し、冷却に水を使用しないデータセンターを構築することで、グリーンAIを推進しています。 これらの進歩により、AIはますます私たちの生活や仕事に統合され、よりスマートで効率的な方法で技術と対話できるようになります。

生成結果:

生成系AIやAI検索の進化により、Google 検索が時代遅れとされる中、AI検索の利便性が高まっています。句構造文法や箇条書きを活用することで、生成系AIの出力を自然な日本語にしたり、効率的に情報を整理できます(^^

※ 本投稿は、弊社で運営していますソフクリ365倶楽部のTeams投稿等で案内した内容を再編したものになります。ソフクリ365倶楽部のプレミアム会員様については、倶楽部への投稿や技術情報の投稿等を閲覧、アクションすることが可能です。
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山口 泰志

山口 泰志(やまぐち たいし)

  • 出身:福岡生まれ、佐賀育ち
  • Motto:しっかり考えて、やるべきことは、直ぐにやる!

Microsoft Top Partner Engineer Award 2023年、2024年受賞
弊社グループ全体における Microsoft 365 の技術主導者。
Microsoft 365を中心とした技術情報を ソフクリ365倶楽部 で発信。
実機で学ぶ無料ワークショップ「Softcreate Premium Workshop」の講師です!

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経歴
~2016年
中⼩SIer、フリーランスエンジニア、⼤規模SIer等での経験を経て、2016年にソフトクリエイトに⼊社しました。
ソフトクリエイト⼊社後
AD、Office 365構築エンジニア、プリセールス等を経験した上で、2018年より、⾃分の発案でMicrosoft 365サービスの企画、⽴上げを⾏った後に、ソフトクリエイトホールディングス情報システム部にて、グループ全体へのMicrosoft 365 E5導⼊を主導しました。
現在
Microsoft 365の技術を中⼼に最新のテクノロジーや使い⽅を内外に発信したり、勉強会・トレーニング講師、新サービス⽴案、⽴上げとかの仕事をしています。
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趣味
散歩、登⼭、ロードバイク、旅⾏とかで、
外に出かけて、⾝体を動かすものが多いです
最近行って良かった所

この数年は、海外にも行くようになり、各国の文化や風土の違いを感じる経験ができるようになりました。

Seattle
Microsoft本社、ウォーターフロント、ワシントン大学、カロリー増々な食事
台湾
故宮博物院、台北101、九分のジブリ風な街並み、猫村として有名な猴硐(ホウトン)、気球や十分瀑布で有名な十分、各地域の夜市を中心としたグルメ
心掛けていること
現在の世の中では、エンジニアが何かを作れたり、運⽤できたりでは⾜りず、⾊々な視点で、考え、語り、発信できる様になる必要があると考えています。この様な活動のモデルとして、働き⽅と、テクノロジーの両⾯で、お客様、組織をリードできる様な⼈になれるように⽇々チャレンジすることを⼼掛けています。
最後に一言
テレワーク、社内のインフラ運⽤、セキュリティの維持対応、DX、AI等々、組織の情報システム部に求められる役割は、⽇々増⼤しています。この様な、時代の進歩の早い世の中で、皆様と⼀緒に⾼めあったり、課題を解決できるような関係を作っていきたいと考えていますので、どうぞよろしく!
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