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Microsoft Defender for Cloud Apps でアラートポリシーを追加する。

Microsoft 365
Microsoft Defender for Cloud Apps
情報屋ヤマグチのタレコミ
この記事の内容
Microsoft Defender for Cloud Apps でアラートポリシーを追加する。

株式会社ソフトクリエイト 戦略ビジネス部 の山口です。

Microsoft Defender for Cloud Apps に Office 365 を接続し、Office 365 関連の管理およびユーザーアクティビティをセキュリティセンター上で確認可能となったら、ポリシーテンプレートを利用して、アラートポリシーを作成してみましょう。

組織に合わせたポリシーを作成することで、組織内で行われたユーザーの違反操作をアラートとして通知したり、ガバナンスアクションの動作でアカウントの無効化や共有アクセス権を削除することが可能です。

Microsoft Defender for Cloud Apps でアラートポリシーを追加する。

1.Microsoft 365 管理センター →「セキュリティ」をクリックし、セキュリティセンターにアクセスします。

2.セキュリティセンターの「ポリシー」-「ポリシーのテンプレート」にアクセスします。

ポリシーのテンプレート

3.ポリシー名の欄にて、「個人用」でポリシーを検索します。

4.「個人用メールアドレスで共有されたファイル」横の「+」をクリックします。

「+」をクリック

5.対象のドメインについては、必要に応じて追加します。

対象のドメイン

6.「アラートをメールで送信」にチェックを入れ、アラート送信先のメールアドレス、1日あたりのアラート上限を指定します。

アラートをメールで送信

7.ガバナンスアクションについては、違反となる操作が検出された場合に、自動的に共有アクセス権を失効するといった対応を取ることが可能な仕組みですが、ユーザーへの通知や制御をどうするの?という話になるので、一旦、設定無しで作成します。

ガバナンスアクション

8.「作成」をクリックします。

9.アラートポリシーの作成が完了すると、管理者へのアラート通知やセキュリティセンターの「アラート」ページにアラートが送られるようになります。

・アラート通知

アラート通知

・セキュリティセンターへの追加

セキュリティセンターへの追加

アラートポリシーは、色々なパターンのテンプレートが用意、追加されてているので、組織内のアクティビティの状況や想定される問題行為に応じて、組織に合わせたアラートポリシーを追加、調整する必要があります。

アラートポリシー

※ 本投稿は、弊社で運営していますソフクリ365倶楽部のTeams投稿等で案内した内容を再編したものになります。ソフクリ365倶楽部のプレミアム会員様については、倶楽部への投稿や技術情報の投稿等を閲覧、アクションすることが可能です。
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山口 泰志

山口 泰志(やまぐち たいし)

  • 出身:福岡生まれ、佐賀育ち
  • Motto:しっかり考えて、やるべきことは、直ぐにやる!

Microsoft Top Partner Engineer Award 2023年受賞
弊社グループ全体における Microsoft 365 の技術主導者。
中堅・中小企業様向けには、日々、
Microsoft 365を中心とした技術情報を ソフクリ365倶楽部 で発信。

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経歴
~2016年
中⼩SIer、フリーランスエンジニア、⼤規模SIer等での経験を経て、2016年にソフトクリエイトに⼊社しました。
ソフトクリエイト⼊社後
AD、Office 365構築エンジニア、プリセールス等を経験した上で、2018年より、⾃分の発案でMicrosoft 365サービスの企画、⽴上げを⾏った後に、ソフトクリエイトホールディングス情報システム部にて、グループ全体へのMicrosoft 365 E5導⼊を主導しました。
現在
Microsoft 365の技術を中⼼に最新のテクノロジーや使い⽅を内外に発信したり、勉強会・トレーニング講師、新サービス⽴案、⽴上げとかの仕事をしています。
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散歩、登⼭、ロードバイク、旅⾏とかで、
外に出かけて、⾝体を動かすものが多いです
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この数年は、海外にも行くようになり、各国の文化や風土の違いを感じる経験ができるようになりました。

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故宮博物院、台北101、九分のジブリ風な街並み、猫村として有名な猴硐(ホウトン)、気球や十分瀑布で有名な十分、各地域の夜市を中心としたグルメ
心掛けていること
現在の世の中では、エンジニアが何かを作れたり、運⽤できたりでは⾜りず、⾊々な視点で、考え、語り、発信できる様になる必要があると考えています。この様な活動のモデルとして、働き⽅と、テクノロジーの両⾯で、お客様、組織をリードできる様な⼈になれるように⽇々チャレンジすることを⼼掛けています。
最後に一言
テレワーク、社内のインフラ運⽤、セキュリティの維持対応、DX、AI等々、組織の情報システム部に求められる役割は、⽇々増⼤しています。この様な、時代の進歩の早い世の中で、皆様と⼀緒に⾼めあったり、課題を解決できるような関係を作っていきたいと考えていますので、どうぞよろしく!
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