ネットワークインフラ構築ソリューション 導入事例
株式会社スタイル・エッジ 様

※写真左から 安井氏、手塚氏、取締役CIO 長田氏、小島氏
士業・医業などのプロフェッショナルに特化した総合支援事業を展開する、株式会社スタイル・エッジ。クライアントが本来の業務に専念できる環境の提供に注力する同社は今回、顧客企業からの依頼を受け、大規模コンタクトセンター拠点を新設する支援を実施。計画から開設まで2か月弱という超短納期の中、ソフトクリエイトと共にプロジェクトをどのように推進し、何を優先して設計・構築したのか。Wi-Fi 7と10Gbpsネットワークの組み合わせによる高密度・高品質な通信基盤を実現した舞台裏について、ご担当者に話を伺った。
課題
✔︎ 2か月弱という超短納期で、大規模の顧客向けコンタクトセンターを立ち上げる必要があった
✔︎ 電話応対が業務の中核であり、通信品質の低下や停止が許されない環境だった
✔︎ クライアントの要望に応じた事業ごとのネットワーク分離と高い可用性の両立が求められた
成果
● 物件未確定の段階から構成検討を開始し、短期間で設計を固めた
● Wi-Fi 7と10Gbps回線を採用し、無線メインでも安定した通信品質を確保した
● 論理分離と冗長化構成により、業務を止めない高可用な基盤を構築した

士業(弁護士、司法書士、税理士など)・医業(医師・医療機関)といったプロフェッショナルを対象にした総合支援事業を展開。クライアントの経営課題に対し、コンサルティングから実行支援までをワンストップで提供し、本来の業務に専念できる環境づくりを支援している。
システム事業部
プラットフォームシステムチーム
マネージャー VPoC
手塚氏
システム事業部
プラットフォームシステムチーム
コーポレートエンジニア
安井氏
AI戦略室
小島氏

士業(弁護士、司法書士、税理士など)・医業(医師・医療機関)といったプロフェッショナルを対象にした総合支援事業を展開する、株式会社スタイル・エッジ。
今回の顧客企業から依頼された新拠点開設支援の目的と意義を、システム事業部 プラットフォームシステムチーム マネージャーの手塚氏は、次のように話す。
「当社は『知識格差・機会格差をなくし、世の中の課題解決に貢献する』というミッションのもと、士業や医業に特化したさまざまな支援を行っています。今回の新拠点開設は、士業のお客様企業に対し、先生方とその先の相談者・依頼者をつなぐ大切な役割のコンタクトセンター拠点の立ち上げ支援という、重要な事業戦略の一環としての取り組みです。」(手塚氏)
一方、拠点開設にあたっては時間的な余裕はなく、短期間での立ち上げが求められた。システム事業部 プラットフォームシステムチーム コーポレートエンジニアの安井氏は、検討の経緯を次のように振り返る。
「2か月弱で、約400坪のフロアに約900台の端末が同時にクラウドPBX/CTIシステムを快適に利用できる環境を構築しなければなりませんでした。業務の性質上、通信が止まる、つながりにくいといった状況は絶対に許されません。さらにネットワークを仮想的に分離してセキュリティを担保する必要もある。当社もこれまで、この規模をここまで短期間で立ち上げた経験はなく、すぐにソフトクリエイトさんに相談しよう、となりました。」

手塚氏は、本プロジェクトのパートナーにソフトクリエイトを選定した理由を、このように話す。
「ソフトクリエイトさんとは、当社が現オフィスに移転したタイミングからのお付き合いです。当時、規模が大きく変わる中でもネットワークを含めて確実に対応していただけました。さらにその後も毎月の定例会で情報を交換し、当社事業への理解度も、信頼度も高い。ソフトクリエイトさんなら、なんとかしてくれるという期待がありました。」
検討当初の様子を、安井氏はこう語る。
「この時点ではまだ拠点の場所も決まっておらず、こちらからの要件もざっくりしたものでした。それでもソフトクリエイトさんはすぐにエンジニア同席のミーティングを実施してくれて、翌日には概算見積と共に、構成図の叩き台まで出してくれました。このスピード感は、期待以上でした。」
今回のプロジェクトにおける最大の技術的テーマは、10Gbpsの高速回線と、次世代規格Wi-Fi 7を組み合わせ、大規模コンタクトセンターを無線メインで安定稼働させることにあった。通信の出口となる部分でボトルネックが発生しないよう、10Gbpsスループットに対応した高密度処理に強いファイアウォールを選定し、冗長化構成を組むことで「通信を止めない」インフラを実現している。
「今回は無線メインでの業務が前提。そのため、提案の中から速度と安定通信を兼ね備えたWi-Fi 7を選びました。また、10Gbpsの環境にする以上、出口となるファイアウォールでスループットが絞られてしまっては意味がありません。回線のポテンシャルを受け止められるスペックの機器を選定しました。」(安井氏)

また、運用形態に合わせ、セキュリティ面では論理的なセグメント分離に加え、運用管理の安全性にもソフトクリエイトのプロの視点による設計が施されたと、AI戦略室の小島氏は、次のように説明する。
「業務の性質上、ネットワーク機器自体の管理用ネットワークも別で構築し、会社側のネットワークからは設定画面などに一切アクセスできないよう分離しています。また、機器1台の故障が全体停止や大きな機会損失を招かないよう、コストをかけてでも冗長化を優先し、業務を止めない構成に最適化しました。」
その後、物件が決定。現場の回線ルートや機器設置位置を詰めながら工事計画へ落とし込む中、重大な局面があったと安井氏は明かす。
「最大の山場は、国内在庫が少ない先進機器の調達が、果たして間に合うかという点でした。しかし、ソフトクリエイトさんが各メーカーと粘り強く調整、海外調達まで尽力してくださったおかげで、無事に確保できました。発注を急ぐ中でコスト面が不透明になる不安もありましたが、何度もこまめに見積もりを出していただくなど、本当に助かりました。」
7月29日の着工からお盆休みを挟み、8月23日の引き渡しまで約4週間。この間のソフトクリエイトの支援について、安井氏は次のように評価する。
「緊急時には夜遅くてもすぐに返信をいただけるなど、プロジェクト期間中ずっと密に連携できました。オンラインでも顔を合わせてミーティングする機会が多く、温度感を共有できていたため、認識の齟齬が生まれにくかったと感じています。超が付く短納期案件ではありましたが、ソフトクリエイトさんのプロジェクトの進め方に対して不安を抱いたことは、一度もありませんでした。」

こうして計画通り、8月25日より利用が開始されたコンタクトセンター拠点。心配された通信トラブルもなく、運用も順調と安井氏は語る。
「開設と同時に85%の稼働率で利用がスタートしました。一部、端末に起因する接続不具合の相談はありましたが、現在に至るまで、通信に起因する障害は起きていません。使えて当たり前のインフラゆえ、特段『速度が速い』といったプラスの声は聞こえてきませんが、『何も声が上がらない』ということは、それだけ問題なく安心して使っていただけているのだろう、と前向きに捉えています。現在は安定運用を継続するフェーズにあり、特に不足や追加しなければならない要件は特になく、とても満足しています。」(安井氏)
安井氏は、同社が提供するDX支援に求められる要件について、次のように話す。
「ネットワークだけでなく、業務システムやセキュリティなども含めて支援するのが、当社のDX支援です。その際、求められた要件を満たすだけではなく、将来を見据えた全体最適での提案と支援が必要だと考えています。ご相談時に不要と思われる要件でも、運用開始後に求められることが少なくありません。その際に『機器を入れ替えなければできません』となることは避けたい。お客様の業務環境の一歩先を見据えて、ご納得いただきながら進めていくことが重要だと考えています。」
AI戦略を担う小島氏は、AI活用に関する支援の状況を明かす。
「業務の改善に留まらず、AIドリブンでの業務設計やセキュリティ、ガバナンスなどのご相談が増えています。とても変化が早いので常に最新情報をキャッチし、先回りしての対応を心がけています。」(小島氏)
最後に小島氏に、ソフトクリエイトへの今後の期待を語っていただいた。
「ソフトクリエイトさんとは毎月の定例会で、さまざまな情報を提供いただき、課題相談をさせてもらっています。ネットワークだけでなくセキュリティや端末管理も含めて密にコミュニケーションしていますので、今後も当社環境およびお客様支援の技術パートナーとして、引き続き、きめ細かな支援に期待しています」(小島氏)

※記載内容は 2026年2月 現在のものです。
※記載された仕様は予告なく変更する場合があります。
※記載されている会社名、製品名などは一般に各社の登録商標または商標です。