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Microsoft 365 と Google Workspace の違いを比較<2021年度版>

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Microsoft 365
全2本立てでお送りします。

クラウド型のオフィスツールとして普及している Microsoft 365(旧称 Office 365)と Google Workspace(旧称 G Suite)。それぞれ代表的なポイントを比較しましたので、選定やリプレイス時のヒントとしてはいかがでしょうか。

この記事の内容
Microsoft 365 と Google Workspace の概要
Microsoft 365 とGoogle Workspace、アプリケーション比較
Microsoft 365 と Google Workspace、プランと月額コスト
Microsoft 365 とGoogle Workspace、セキュリティ対策と管理について
まとめ

Microsoft 365 と Google Workspace の概要

ビジネスの現場で活躍しているクラウド型のオフィスツール。メモや文書作成機能、表計算機能、プレゼンテーション作成機能を持つ製品として、Microsoft 365、Google Workspace が幅広く普及しています。すでにいずれかを利用している企業も、併用している企業も多いことと思われますが、ここでは今後も同製品を使い続けるのか、リプレイスするかなども見据え、様々な確度から検討するためにも両者を比較しました。まずは両製品の概要からお伝えします。

① Microsoft 365 の概要
Microsoft 365 は、マイクロソフトが提供するSaaS型のサービスです。2020年4月に「Office 365」と「Microsoft 365」は統合され、1つのサービスとして提供されるようになりました。
提供される代表的なサービスとしては、Word、Excel、PowerPoint などが挙げられます。これらはもはやビジネスのデファクトスタンダート製品と言えるのではないでしょうか。ほかにも、Outlook、Teams、SharePoint などの組織での生産性を向上させることを想定した製品群が提供されています。
② Google Workspace の概要
Google Workspace は、Google が提供するSaaS型のサービスです。2020年10月に名称をこれまでの「G Suite」から「Google Workspace」に変更し、ライセンスや商品体系などを変更しています。
提供される代表的なサービスとしては、Gmail、カレンダー、ドライブ、ドキュメント、スプレッドシート などが挙げられます。Gmail、カレンダー など多くのツールが無償提供されていたことや、その使いやすさからコンシューマー市場で広がり、ビジネス向けツールとしても普及が進みました。ほかにも、Meet、チャット などコミュニケーションツールも提供されています。

Microsoft 365 とGoogle Workspace、アプリケーション比較

次に、機能ごとに対応しているアプリケーションを比較します。機能とそれぞれ対応するアプリケーションを下表で整理しました。ビジネス現場で求められる機能を双方とも揃えていることがわかります。

機能 Microsoft 365 Google Workspace
ワープロ Microsoft Word ドキュメント
表計算 Microsoft Excel スプレッドシート
プレゼンテーション Microsoft PowerPoint スライド
メール Exchange Online / Outlook Gmail
チャット Microsoft Teams チャット
Web会議 Microsoft Teams Meet
ストレージ Microsoft OneDrive ドライブ
スケジューラ Exchange Online / Outlook カレンダー
メモ、リスト、ノート Microsoft OneNote Keep
コラボレーション Microsoft SharePoint (Google Workspace)
データベース アプリ作成 Microsoft Access(Windows PC のみ)
アンケート作成 Microsoft Forms フォーム
Webサイト作成 Microsoft SharePoint サイト

Microsoft 365 と Google Workspace、プランと月額コスト

Microsoft 365、Google Workspace のプランは複数あり、さらに両者とも2020年のプラン変更で少し複雑になった部分もあります。

例えば、Google Workspace は G Suite から新たなプランの変更でこれまで利用人数に制限がありませんでしたが、最大300名以上の場合には異なるプランが用意されるようになりました。また、ストレージ容量にも変更があり、プランによっては容量に制限がありますので注意が必要です。

Microsoft 365 は、Office 365 Business Essentials が Microsoft 365 Business Basic になるなど、名称変更がありました。会議参加の最大人数は、時代の要請を受けて増加していることもありますので、最新情報はメーカーサイトで確認するか、 こちら までお問い合わせください。

それぞれのプランを紹介するとともに、Microsoft 365 とGoogle Workspace の違いがわかるように一覧表で整理しました。

※2021年6月1日時点

<参考リンク(外部サイト)│エディションについて>
◆Microsoft 365 :
・Microsoft 365 Business Basic、Business Standard、Business Premium
・Microsoft 365 E3、E5、F3
◆Google Workspace: BusinessエディションとEnterpriseエディション

Microsoft 365 とGoogle Workspace、セキュリティ対策と管理について

Microsoft 365、Google Workspace では、それぞれ管理者向けに、アプリケーション、サービス、データ、デバイス、ユーザなどを管理するための機能を提供しています。管理内容や特長を見ていきましょう。

① Microsoft 365 管理センター

Microsoft 365 Business プランを利用中で、管理者権限を持つユーザは、「Microsoft 365 管理センター」にアクセスすることができます。このMicrosoft 管理センターで管理できる主な内容についてご紹介します。

  • ユーザ管理:ユーザを追加しライセンスを割り当てる、ユーザの削除・復元、ユーザのパスワードをリセット
  • 支払い情報:組織のサブスクリプションの表示、購入、キャンセル、課金が必要な所有ライセンス、請求書情報の確認など
  • レポート:各ユーザの利用状況(アプリケーションの起動など利用状況、メール受信操作の回数、ストレージ使用量や外部との共有状況など)
  • 正常性:各サービスが正常に稼働しているか、問題が発生していないか表示、詳細や正常性の履歴などが表示
  • グループ:Microsoft 365 グループ、配布グループ、セキュリティ グループ、共有メールボックスなど、組織内のグループを作成して管理

▲アクティブなユーザーの表示イメージ

<関連情報(外部サイト)>
◆Microsoft 365 の管理

②Google 管理コンソール

Google Workspace 利用中の管理者権限を持つユーザーは、「Google 管理コンソール」にアクセスすることができます。このGoogle 管理コンソールで管理できる主な内容についてご紹介します。

  • ユーザ管理:ユーザ追加・削除する、組織部門にユーザを追加、ユーザに管理者ロールを割り当てて Google Workspace サービスを管理できるようにする
  • 支払い情報:支払い方法の追加、請求書の印刷、Google Workspace エディションをアップグレードする、サブスクリプションのキャンセル(解約)
  • レポート:Google Workspace のサービス利用状況、アプリの使用状況、Gmail とドライブの使用状況を表示(レポートと監査ログを活用し、潜在的なセキュリティリスクの調査、ユーザと管理者のアクティビティ分析に活用可能)
  • データの移行:Google の移行ツールを使用してメール、カレンダーの予定、連絡先の読み込みが可能
  • ルール:組織のデータ、ファイル、デバイス保護のためのルールを作成

<関連情報(外部サイト)>
◆Google 管理コンソール

まとめ

今回は、クラウド型のオフィスツールとして普及が進む Microsoft 365 とGoogle Workspace についてそれぞれ比較しました。選定時に役立ててみてはいかがでしょうか。

次の記事 >>Google Workspace と Microsoft 365、移行のポイント…メール編

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