「kintone を導入して、自社の課題を解決する業務アプリを作りたい!」とお考えの企業が増加しています。情シスの皆さんのところにも、kintone に関する問い合わせが増えていませんか?
kintone は、開発の知識がなくても、誰でも簡単に自社に合ったアプリを作成することができるとはいうものの、どんなアプリが作成できるの?ほんとうに自分たちで作成できるの?など、不安を抱える方は少なくないでしょう。
そこでこの記事では、サイボウズ社のオフィシャルパートナーでサイボウズ製品の累計導入社数1,000社を超える実績を誇るソフトクリエイトから、具体的な業務効率化のアプリ作成事例をご紹介。さらに、kintone 導入に関するさまざまなお悩みを解決するサポートサービスについて、他社やメーカーサポートとの違いを含めてご紹介します。
自社でのアプリ内製による業務効率化を検討している情シスご担当者の皆さん必見です!
改めて、kintone(キントーン)とは?
kintone(キントーン)とは、サイボウズ株式会社が運営するビジネスアプリ作成のクラウドサービスです。
最近はTVCMでも見かけるようになり、すっかりおなじみとなりました。
kintone でできること
kintone には多くの機能があり、できることもさまざまですが、大きく以下が挙げられます。
- ノーコード(ノンプログラミング)で業務に合わせたアプリを開発することができる
- 膨大なデータを一元化できる
- コミュニケーションを円滑化する
- 高度なセキュリティでデータを守る
- 業務効率の改善につながる
kintone でのノーコードによる業務アプリ開発とは?
kintone は、「自社の業務やプロジェクトに合わせたアプリを、自由自在に作成できる」ことが売りです。
ここでいうアプリとは、業務システムだと捉えてください。たとえば、情報を蓄積するデータベースアプリを作る際にも、複雑なプログラミングの知識は必要ありません。「kintone アプリストア」には、業種や業務ごとにあらかじめ用意された100種類以上のサンプルアプリが提供されており、用途にあったものを選び、必要な機能を追加することでアプリが作成できる、というイメージです。
kintone サンプルアプリ
どんなアプリが作成できる?事例を紹介
kintone で作成できるアプリは多種多彩。さまざまな業務を効率化します。
それでは、ソフトクリエイトがアプリ作成を支援した、具体的な業務活用事例をご紹介します。
アプリ作成 支援事例①協業推進・プロジェクト案件管理
事業会社やグループ会社との「協業推進・プロジェクト案件管理」アプリ開発-商社A社
1つ目の事例は、多くの事業会社やグループ企業を持つ、大手商社A社でのアプリ開発です。
<課題>
- A社ではこれまで、事業会社やグループ会社との協業プロジェクトの案件管理を、Excel と人手によって運用していました。
- 各社からメールで送付される Excel ファイルは各社ごとのルールで記述され、本部側でデータを統合するには、表記ゆれや部署名などの表記の違いを整える「データクレンジング」作業が必要で、多くの工数が発生していました。
- また、入力ルールも整備されておらず、送付する側の事業会社・グループ企業も、集計する本部側スタッフも作業が煩雑で、ヌケモレなどでの問い合わせも多発していました。
こうした Excel ファイルの集計作業は多くの企業で行われていますが、多くの場合で業務が属人化し、熟練のスタッフが退職や異動してしまうと、後任者が対応できないといった事態にもつながります。
<導入による効果>
○kintone で、案件一覧から必要な情報を入力できる「案件管理アプリ」を開発。本部側と各会社側で権限を設定し、同一アプリ内での入力から集計、管理を実現しました。
○必要項目はマスタからの選択式や参照入力にすることで、表記揺れや入力モレを防止。データクレンジング作業が不要となりました。
○「案件管理アプリ」に加えて「活動履歴アプリ」も開発。各プロジェクトの進捗状況の一覧化と、リアルタイムな見える化を実現しました。
<利用プラグイン>
○CUSTOMINE:画面のカスタマイズ、自動処理(バッチ)、帳票出力>入力制御に活用
<開発期間>
○1.5か月
<支援サービス/概算コスト>
○対面構築/40万円
<画面イメージ>
一覧画面/入力画面
業務アプリを作成することで、これまでのメールと Excel、人手による非効率な業務負荷を一掃。大きな業務効率化効果とスタッフのモチベーションUPに加えて、リアルタイムな状況把握によって経営層の意思決定のスピードUPにも貢献しました。
アプリ作成 支援事例②パッキングリスト/インボイス作成・管理
製品輸出時の「パッキングリスト/インボイス作成・管理」アプリ開発-製造業B社
事例2つ目は、機器メーカーの製品輸出業務におけるパッキングリストとインボイス作成・管理アプリ開発です。
<課題>
- B社ではこれまで、製品出荷依頼用のピッキングリスト、製品梱包時のパッキングリスト、製品輸出用のインボイス(送付明細書)が連携しておらず、紙への出力、システムへの二重入力が発生。
- 業務効率と共に情報の正確性や管理性も課題。
- 帳票作成に工数が取られ、他の本来業務にも悪影響。
出荷を指示する本社側は Excel で、指示を受けて作業する工場側は紙帳票など、同じ情報を用いているのにやり方が違うことで生じる非効率はよくあるケースです。特にこの場合は製品に同梱する紙帳票はなくすことはできません。
<導入による効果>
○kintone で「ピッキングリストアプリ」と「パッキングリスト/インボイスアプリ」を作成し、連携。既存販売管理システムから必要な情報をcsvで取り込み、出荷依頼から出荷後の報告、情報管理までをシステム化しました。
○各アプリからは従来と同じ見た目の紙帳票を出力し、これまで通り製品への同梱が可能です。
○帳票作成・データ入力・管理が大きく効率化し、出荷業務のスピードUP、作業の正確性も向上しました。
<利用プラグイン>
○CUSTOMINE:画面のカスタマイズ、自動処理(バッチ)、帳票出力>入力制御に活用
○Repotone:帳票出力に活用
<開発期間>
○約2か月
<支援サービス/概算コスト>
○対面構築/40万円
<画面イメージ>
ピッキングリスト/パッキングリスト
デジタル化が進んでも、紙帳票が必要な業務は存在します。この事例ではデータ入力と参照、チェックと管理はアプリ(デジタル)で行い効率化。作業指示書と納品時の明細書はこれまで通り紙帳票で行うという、ハイブリッドな運用を実現しました。
自社だけでホントに大丈夫? kintone のお悩み解決!
ここまでどんなアプリが作成できる?具体的な事例は?について解説してきましたが、このようなことでお悩みではないでしょうか。
- kintone でアプリを自社開発したいけど専門の担当者がいない
- kintone を使っているが、わからないことを聞く相手がいない
- kintone を始めてみたいけど時間がない
- kintone を使って作りたいアプリは決まっているけど、作り方がわからない
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ソフクリ kintone コンシェルジュ
が、これらのお悩みを解決します!
アプリ作成代行・伴走支援やQAサポート、軽微な作業代行も頼める
ソフクリ kintone コンシェルジュ は、kintone を導入中、またはこれから導入される企業に対して、ニーズに応じた幅広い支援を提供します。
①「作る」・・・アプリ作成を代行
②「導く」・・・お客様のアプリ作成を伴走して支援
③「助ける」・・・kintone に関するQAサポート、軽微な作業代行
④「つなぐ」・・・お客様の要望に応じてシステム連携開発
他社の支援サービスとの違い
「アプリ作成をプロに任せたい」とのニーズでの作成代行や、連携システム開発支援はよくありますが、「自社で作成するけど専門家に支援して欲しい」という伴走支援や、継続的なQAサポート、軽微な作業代行までを提供するサービスは希少です。
メーカーサポートとの違い
メーカーサポートは機能面に関するサポートや支援は充実している一方で、プラグインを用いた作成や運用に関するアドバイスはもらえません。ソフクリ kintone コンシェルジュでは、専門のエンジニアからの作成=「作る」から運用=「使いこなす」までの支援が受けられます。
以下、サービス項目ごとに、その提供価値をご紹介します。
①「作る」・・・アプリ作成を代行
お客様のご要望をお伺いし、最適な構成のアプリを納品する「オーダー構築」と、専門のエンジニアがお客様先に伺い、お客様のご要件をお伺いしながら、その場で kintone アプリを構築する「対面構築」があります。
対面構築はオーダー構築に比べスピーディーで低コスト、その場で行うことでお客様側もナレッジが蓄積しやすいというメリットがありますが、作成するアプリの規模や難易度によっては対応が難しいことがあります。
いずれの場合も、kintone 標準機能では実現が難しい機能は「最適なプラグイン」も含めてご提案・構築できる点も、プロにサポートしてもらうメリットです。
②「導く」・・・お客様のアプリ作成を伴走して支援
伴走支援とは、委託という形で完成品を納品するのではなく、専門のエンジニアの支援のもと内製化と業務改善を同時に実現し、お客様が設定したゴールに向かってお客様自身でアプリを作成するサービスです。難易度や規模に応じて、標準的な「伴走 Standard」と、低コストな「伴走 Light」の2つのプランがあります。
③「助ける」・・・kintone に関するQAサポート、軽微な作業代行
こちらはソフトクリエイトが kintone に関するご相談の窓口となり、利活用の方法やアプリ作成のコツなどを、幅広くアドバイス。業務に合わせてアプリの作成・編集ができる kintone のメリットを活かした、低価格・定額サービスです。年間30時間までの「QA Standard」と、月2時間以内の「QA Light」があります。
④「つなぐ」・・・お客様の要望に応じてシステム連携開発
kintone でアプリ作成する場合、他のサービスやシステムとの連携が必要になるケースは少なくありません。お客様のご要望に応じたシステム連携の設計、開発を行うサービスもありますので、ご安心ください。
気になる料金は?
ご紹介した各サービスの提供費用は、以下の通りです。
まとめ
いかがでしょうか。この記事では、kintone のアプリ作成でできること、具体的な業務アプリ作成事例から、kintone 導入に関するさまざまなお悩みを解決するサポートサービス「ソフクリ kintone コンシェジュ」について、他社やメーカーサポートとの違い、提供価値、さらに気になる料金までをご紹介しました。
これからますます、自社でのアプリ内製による業務効率化が求められる機会が増えてくるでしょう。kintone はそのニーズに応える最適なサービスですが、最初の1歩が肝心です。
ぜひこの機会に、ソフトクリエイトと一緒に、DX・業務効率化の第一歩を踏み出しましょう!支援サポートサービスについての詳細は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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・ ソフクリ kintone コンシェルジュ サービスページ
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