※Copilot for Microsoft 365 は、Microsoft 365 Copilot に名称変更がされました。
生成AIに関する大小さまざまな情報が飛び交う中、「他企業の情シスさんはどうしているのだろう?」との声を聞く機会が増えてきました。少人数制や他社との交流の機会も少ない傾向にある情シスさんに、少しでもお役に立つ情報をお届けしようと、ソフトクリエイトでは情シス向けに生成AIに関するアンケート*を実施しました。
*2024年6月5日~6月17日に、ソフトクリエイトが「生成AI活用に向けた情報システム部門の意識調査 2024」を実施。
詳細な調査結果はレポートとしてお届け予定ですが、今回はいち早く情シスが生成AIとその活用について何を考えているのか、リアルな声を抜粋してお伝えしていきます。
今回は、アンケートのフリーコメント回答の頻出キーワードをまとめてみました。
最新情報!気になる生成AI、情シスはどう考えている?アンケート結果チラ見せ
■「Copilot」
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- そふくリス:
- もっとも多かったのがこのキーワードでしたね!
Microsoft Copilot は、MicrosoftのAIアシスタントです。有償版と無償版があり、無償版の Copilot であっても Microsoft Entra ID ユーザーには追加費用なしで商用データ保護が含まれます。Webブラウザや Microsoft Edge のサイドバーで実行できるチャットAI機能は便利なので、試している方も多いでしょう。
今回のアンケートでは、有償版の Copilot for Microsoft 365 について言及している方が多く、Word や Excel などの Microsoft 365 アプリと連携し、さまざまなタスクを効率化できる機能が注目されています。AI(Copilot)のチャット画面をわざわざ開くのではなく、普段のWordやExcelで作業しながらAI(Copilot)を活用することができるので、現時点で一番身近にあるAIといっても過言ではないのかもしれません。
「期待している」「まずは Copilot から」などの文脈での回答が多かった一方、コストやライセンス体系などの見極めなどに触れた意見も見られました。費用対効果を考えるにあたり、Copilot for Microsoft 365 のライセンス費用が中堅・中小企業の情シスにとっては負担に感じることがあるようです。
Microsoft Copilot | Microsoft AI
■「文書・資料作成」
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- そふくリス:
- これもなかなか多かったです!
文章やテキストデータの作成は生成AIの得意分野の一つと言えるでしょう。これは多くが既に活用しているという文脈でした。議事録作成が最も多く、提案資料・企画書・アジェンダへの利用も見られました。今後の展望として「自社データを学習させてより高度な活用方法を模索していきたい」「既存の社内定型処理業務改善や、日時調整などに活用範囲を広げていきたい」など、さらに活用のイメージを膨らませた回答も多かったです。「誰が議事録をとるか等の喧嘩がなくなればよい」とのコメントも。そうなるよう、心から祈ります…!
■「進化のスピード/変化」
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- そふくリス:
- このキーワードに関してはとても共感できるコメントが多かったです…
AI関連のトピックは意識せずとも毎日のように目につきます。しかし、技術開発や新製品が発表されても、自社の業務にどう活用できるのかイメージするのは難しいですよね。日進月歩で進化するAIのスピードに対しての意見はこのようなものがありました。
「日々新しいサービスと利活用が飛び込んでくる。自分たちにとって有益なものを選り分ける手段がまだない」「各社サービスが次々に出てきているが、技術の進化も早く導入比較するのが難しい」など比較検討の文脈で使われています。中でも印象に残ったのは「乗り遅れないように」という切実なコメントでした…。
ソフトクリエイトでもまだまだ活用し始めたばかりですが、少しでもお客様に役立つ情報を発信できるよう精進します!
■「様子を見る/わからない」
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- そふくリス:
- これがリアルな声なのかもしれません
前述したように、進化のスピードについていくための情報取集だけでもなかなか大変な昨今、「もう少し様子を見ようと思っている」「しばらくは他社の動向を見ながら様子を見る」などの回答も多く見られました。その理由として、良くも悪くも「生成AI」は広い分野を指し、何ができるのか、どのような業務に活用するか、そもそも費用対効果は出るのか、という部分が未知数であることが挙げられます。
情シスの皆さんは自分が活用するに留まらず社内への活用推進をする立場であることから、プロジェクト全体に対する悩みもあるようです。どこから手を付けていいかわからない、業務効率化のイメージが見いだせていない、ガイドラインやポリシー策定をどうすればいいのかわからないなど、生成AI活用への道はまだまだこれからと考えている情シスも多そうです。
■まとめ
生成AIへのリアルな声は期待と不安の入り混じるものでした。各社で予算感やAIへの反応、新しい技術への姿勢も異なりますが、どの企業も可能性とリスクを見極めながら模索中である実情が垣間見えます。
しかしながら生成AIは一足飛びの改革、イノベーション、DXを実現するカギになることは確実です。焦る必要はないので、一歩ずつ、知識を身に着け計画立てていきましょう。
情シスレスキュー隊はこれからもお役立ち情報をお届けしてまいります!
ソフトクリエイトでは、「仕事でも安心して使えるAI」として Safe AI Gateway という生成AIを提供しています。7月には kintone、Microsoft SharePoint、Outlook との連携ができるようになり、企業や団体での利用に便利な機能をどんどん開発しています。
無料トライアル・ご相談から承っていますので、生成AIへのお悩み等、ご相談ください!
<関連サービス>
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