
株式会社ソフトクリエイト 戦略ビジネス部 で情報屋の山口です。
今回の投稿では、Exchange Online の添付ファイル(メッセージ)の変更方法をご案内していきます。
Exchange Online 最大メッセージサイズは、プランごとに差がなく上限150MBとなりますが、Outlook のデスクトップアプリと Web 版の Outlook で上限が違うため、100MBぐらいで上限を指定されるのが良いと思います。
Microsoft メールボックスの既定の最大メッセージ サイズは、送信用に 35MB、受信用に 36MB です。 Microsoft の管理者は、1MB から 150MB の範囲でカスタムの制限を指定できます。添付ファイルは、このメッセージサイズの全体のなかで処理されるような動作になっています。
機能 | Exchange Server |
Exchange Online プラン 1 |
Exchange Online プラン 2 |
Exchange Online Kiosk |
---|---|---|---|---|
添付ファイルの サイズ制限 - Outlook |
35MB | 150MB | 150MB | 150MB |
添付ファイルの サイズ制限 - OWA |
35MB | 112MB | 112MB | 112MB |
添付ファイルの サイズ制限 - Outlook for Mac |
35MB | 150MB | 150MB | 35MB |
Exchange Online のメールに添付可能なファイルサイズを拡張する
1.Microsoft 365 管理センター( https://admin.microsoft.com )にアクセスします。
2.管理センターメニューの「Exchange」をクリックします。
3.Exchange 管理センターの「受信者」-「メールボックス」をクリックし、「メールボックスの管理」画面を表示します。
4.メールサイズを変更する対象ユーザーを選択します。
5.「メールフローの設定」-「メッセージサイズの制限」を選択します。
6."送信メッセージの最大サイズ(KB)" と "受信メッセージの最大サイズ(KB)" の欄にメールサイズの上限となる値を設定し、「保存」をクリックします。
7."設定が変更されました。これらの変更を反映するには、最大5分かかる場合があります。" のメッセージが表示されることを確認します。
5分程度経過したら、上限を変更したユーザーの「メールボックス」タブのメッセージサイズを確認し、指定した上限に設定が変更されていることを確認します。