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情シスの適正な人数は何人? 8年間の変遷と企業規模別情シス体制── 2026情シスアンケートより

情報システム部門
情シスアンケート

「自社の情シス人数は適切?」と考える企業に向け、情シス人数の変遷、企業規模ごとの情シス人数について、ソフトクリエイトが実施したアンケート結果をもとに見ていきます。これからの自社の情シス体制を考える上でも参考にしてはいかがでしょうか。
※情報システムの現状とITシステム活用実態アンケート2026(情シス実態アンケート)

この記事の内容
8年間の情シス体制の変遷を見ると「5人以上」が増加傾向
企業規模で見えてくる情シス体制の「分岐点」
2026年のトピックスは?最も注力したいのは「セキュリティ強化」で6割
まとめ

8年間の情シス体制の変遷を見ると「5人以上」が増加傾向

情シスの実態調査がスタートした2018年度から、情シス体制の変遷を振り返ってみましょう。顕著な変化としては、「5人以上」が29.3%(2018年度)から34.0%(2025年度)に徐々に増加し、「2〜4人」が50.5%(2018年度)から43.2%(2025年度)に減少したことが挙げられます。一方、「1人以下」は、20%前後を増減しながら推移し、大きな変動は見られませんでした。

特に、「5人以上」は2019年度頃から増加傾向にあり、その背景には、リモートワーク対応やDX推進など、情シスが担う役割が広がってきたことが影響していると考えられます。さらに近年は、セキュリティ対策も取り組むべき大きなトピックの1つであり、情シスに求められる対応範囲は拡大しています。ビジネスとITが不可分となる中で、情シスの体制を拡充する動きが一部の企業で進み始めている様子がうかがえます。

現在の情報システム部門の体制(年次推移

企業規模で見えてくる情シス体制の「分岐点」

次に、この「情報システム部門の体制」を企業規模別に見ていきましょう。下記のグラフからは、企業規模の拡大にともなって情シス人数がなだらかに増えていくのではなく、ある規模を境に、体制が切り替わる「分岐点」が存在することがわかりました。それぞれ企業規模ごとに特徴を整理します。

現在の情報システム部門の体制(2025年度)※従業員規模(回答数):1〜99 名(167)、100〜299名(164)、300〜499名(85)、500〜999名(68)、1,000〜4,999名(54)、5,000名〜(39)

●1〜99名規模
「1人以下」が約5割、「2〜4人」が約4割という結果になりました。「1人以下」が多数派ではありますが、一定数が「2〜4人」にシフトしていることから、情シス体制を「1名かそれ以上か」の分岐点が訪れていると考えられます。

●100~299名規模
「2~4人」が約7割と多数を占める結果となりました。また、5人以上が10%を超え始めています。

●300〜499名規模
「2~4人」と「5〜9人」がそれぞれ約4割。「2〜4人」では情シス業務負荷が大きくなり、この企業規模でも「現状維持するか、体制を強化するか」という分岐点が訪れているものと考えられます。

●500〜999名規模
「5~9人」と「10人以上」を合わせると6割を突破。4人以下は約3割に減少しています。

●1,000〜4,999名規模、5,000名以上規模
1,000〜4,999名では「10人以上」が半数を突破し多数派となりました。5,000名以上は7割以上が「10人以上」となっています。

この結果からは、企業規模が増加すると単純に情シス人数も増加するのではなく、ある規模に情シス体制が切り替わる分岐点があることがわかります。自社の情シスの体制を見直す際に、この結果を参考にしてはいかがでしょうか。

2026年のトピックスは?最も注力したいのは「セキュリティ強化」で6割

これまで情シスの体制の話をしてきましたが、企業の情報システムの分野は常に新たなトピックに対応していく必要があります。2026年度の情シス体制を考える上でも、「情シスが今後、注力すべき」と考えている項目について見てみましょう。

情シスが今後、注力すべきと考えている(注力している最中の)活動(複数回答)

最多となったのは「セキュリティ強化」で66.9%。ほかの項目に大きく差をつける結果となりました。昨今のランサムウェア被害報道などによりサイバー上の脅威の認識が広がり、ビジネス上の大きなリスクと考える企業が増えていることも要因の1つでしょう。経営層や上層部が経営課題と認識し危機感を持つことで、これまで優先順位が上がりにくかったセキュリティ投資が進んだり、情シスのセキュリティ対策に関する業務への要求が増えたりすることも考えられます。これまで難しかった専門性の強化や、運用体制の整備といった取り組みが現実的になってくるのではないでしょうか。

2位は「コア業務の強化・改善(49.9%)」、3位は「AIの活用(49.7%)」となりました。特にAIは、業務効率化に向けて期待される一方、利用範囲が広がるほどガバナンス(利用ルール整備、データ管理、リスク対応)も重要になります。これからAI活用が進むほど、情シスが担う役割は「効率化など利便性を高める」面だけではなく「安全に使う、ガバナンスを徹底する」面まで広がります。AI時代が本格的に到来してくると、情シスに求められるスキルや役割も従来とは変わると考えられます。新たな時代に向け、役割分担や専門性、外部活用を含めて体制を見直す必要が出てくるかもしれません。

まとめ

今回は、アンケート調査をもとに、情シス人数の推移と、企業規模別の情シス人数について取り上げました。特に、今後の注力事項として「セキュリティ強化」を挙げる企業が多いことから、改めて情シス体制も見直しが求められることが増えていくと考えられます。

また今回の調査結果からは、情シス体制は企業規模が大きくなるほど人数が単純に増えるのではなく、企業規模ごとに体制を切り替える「分岐点」が存在することが見えてきました。「セキュリティ強化」や「AI活用」など注力テーマが広がっている現在、情シスが担う役割は多様化し、業務負荷は増していくことでしょう。

こうした状況を踏まえ、自社がどの「分岐点」に位置しているのかを見極めたうえで、情シス体制を見直していくことが重要になります。

本コラムでは調査結果の一部を紹介しましたが、より詳しいデータや分析については、下記の資料をダウンロードしてご覧ください。今後の情シスの取り組みの参考になれば幸いです。

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ソフトクリエイトは、企業の情報システム担当者(情シス)に対して、働き方や業務内容などの実態を調査するべく「情報システムの現状とIT活用実態アンケート2026」を実施しました。本記事はその一部を抜粋したものですが、より詳細な内容は以下の資料よりご覧いただけます。
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