1. システム管理者の日とは
2026/7/31(金)はシステム管理者の日です。2000年から、毎年7月の最終金曜日にLinuxのペンギンのケーキを贈り情シスへ感謝を伝えた慣習がありました。
ソフトクリエイトは40年以上、情報システム部門向けに支援させていただく中で、時代と共にかわる苦労をよく伺っています。この日をきっかけに、普段の努力をねぎらい、情シスさんへの感謝が伝わる機会としたく「#情シスありがとうペンギン」の企画を実施中です。
詳しくは以前の記事をご覧ください。
https://www.softcreate.co.jp/rescue/solution_column/article/213
2 システム管理者の日に集まった声
7/30(木)までにXで全国から集まったペンギンたちをご紹介します。
●集まった感謝の声
可愛いペンギンたちとともに、情シスさんへの感謝の声が集まりました。
社員からは、PCやタブレットなどのデバイス利用のフォローや、特定システムの利用中のトラブル解決、ウイルス感染への対応に対する感謝の言葉がありました。
“いつも安心してシステムを使えるのは、情シスの皆さんのおかげです🌸日々見えないところで支えてくださり、本当にありがとうございます(୨୧ᵕ̤ᴗᵕ̤)✨”
“新しいPCの入れ替えで自分だけソフトが動かない時に指示をありがとうございました!”
“いつも丁寧にタブレットやシステムの困りごとを解決してくれてありがとうございます。☺”
“ログインパスワード忘れた時や、ウイルス感染してしまった時など、PCで困った時にいつも助けてくれる情シスさん感謝しています❤いつもありがとうございます❢”
“情シスさん、いつも助けてくれてありがとうございます☺これからも頼りにしています!”
感謝の言葉とともに、たくさんのペンギンが集まりました。
集まったペンギン達
3 情シスはどんな悩みを抱えているのか
ユーザーから情シスへの感謝としては「助けてくれてありがとう」という感謝が中心でしたが、業務にあたる情シス担当者は実際どのようなことに課題や悩みを持っているでしょうか。
ソフトクリエイトは年に2回、情シス約500~600名に対し、実態調査アンケートを実施しています。今回は、2026/6/22-7/6に実施したセキュリティ関連アンケート(n=523)* で頂いた情シスさんのコメントを抜粋してお伝えします。
*2026/7/31現在、最新のアンケート結果です。集計や調査レポートを鋭意制作中ですので今回は速報的に回答者の自由記述を抜粋してお届けしています。
悩み①人も時間も予算も足りない
人手不足や予算不足は、情シスだけでなく多くの職種が抱える課題です。しかし情シスの場合、それが会社のセキュリティリスクに直結するため、不安の声が多数見られました。
“マンパワー不足でセキュリティガイドラインの整備等まで踏み込む余裕がない”
“リソースが不足しており、どの対策から手をつけていけば良いのか悩んでいる”
“人的・金銭的リソース不足で攻撃の経路などを特定できないと思う。このため正確な影響範囲も決定できず、復旧作業を行っても安全になったのかまだ問題があるのかがわからない状況になると予想している。”
“顧客からSOC2 Type2レポートの提出を求められることが増えてきており、外部認証の管理や取得にかかるコストや人員不足感を感じている”
セキュリティの重要性は広く認識されるようになりました。しかし、その対策を担う情シスの現場では、人員や予算の不足に悩む声が少なくありません。
悩み②「セキュリティは会社全体の課題なのに、情シス任せ」
“実際にインシデントが発生した場合に対応しきれるか不安がある。 経営層や業務部門にもセキュリティ対策の重要性は伝わってきたが、対策や運用は情シス任せになりがち。”
“情シス任せになっているので会社としての課題と位置付けされるよう持っていきたい。SCS評価制度はそういった意味ではチャンスかと考えている”
「セキュリティは会社全体の課題」と理解されつつある一方で、実際の運用や対応は情シスに集中しているという声も見られました。
近年、経営層や業務部門にもセキュリティ対策の重要性が伝わってきたというポジティブな変化がある一方で、システムに関することはセキュリティ設計や対策、インシデント対応など全て情シス任せという認識も根強いようです。
悩み③「従業員教育の難しさ」
未知のインシデントへの不安や、そこに対する従業員の意識が追い付いていない課題感が共通してみられました。リテラシーの問題と、仕組み化や環境構築の課題が挙げられています。
“情報セキュリティ教育や標的型攻撃メール訓練は実施しているが、実際にインシデントが発生した場合の対応手順が現場まで十分浸透しているか不安がある。定期的な訓練や演習を通じて対応力を向上させる必要があると考えている。”
“全体的に遅れを取っている。インシデントが発生した際のマニュアルとガイドライン、予防対策、教育。
まずは発生する前提の仕組みづくり(ゼロトラストネットワーク)の構築やアンチウィルス対策など、セキュリティ対策の土台を整えたうえで、ガイドラインおよび教育の平準化を図りたい。”
一方、セキュリティインシデントの経験がある企業においては、重要性やその認識は高まりつつも従業員の行動としては大きな変化がないという課題も見られました。
“ランサムウェアの被害を受けて経営層の意識もかなり変わり、復旧に併せて各種対策も行ったが拙速な感も否めず土台となる体制やガバナンス面で根本的な見直しが必要。
経営層の喉元過ぎれば的な兆候も見られ、継続的な注意喚起(教育)も必要。”
悩み④「何か起きたとき、本当に対応できるのか」
リソース(人手・予算・時間)不足や企業全体の意識に不安がある中で、実際に何か起きたときに対処できるのか、という不安も見られました。
「たまたま今は攻撃されていないだけ」「どこまでやればよいのか」といった、答えの見えない問いに対し、日々悩みながら取り組んでいる様子が垣間見えました。
“何か起きた時の対応する人的リソースが不足していることと、対応マニュアルやポリシーの整備が完ぺきではないこと。”
“メールの訓練は行ってますが、それ以外の訓練や提供しているサービス内で何かセキュリティインシデントが発生した場合の対策や手順が整備されていないので不安”
“ISMS取得の経験があり、現在も社内セキュリティに対して前向きに進めているが、それに対するシステム的なセキュリティ対策(EDRやXDR導入)等へのコストにはあまり前向きではなく、運用でカバーしようとしている節がありいざ何か起きたときに十分な対応ができるかどうかが不安”
情シスの悩みは社内ではなかなか共有しにくく、「自社だけの課題なのでは」と感じることも少なくありません。
今回のアンケートからは、企業規模や業種が違っても、多くの情シスが似た悩みを抱えていることが見えてきました。「自分だけではなかった」と感じた方もいるかもしれません。
システム管理者の日が、日々組織を支える情シスの皆さまに感謝を伝えるだけでなく、こうした悩みや経験を共有するきっかけになれば幸いです。
4. まとめ:すべてのシステム管理者へ、感謝を込めて
今やIT環境が欠かせない現在、システム管理者や情シスの皆さんは企業活動の底上げを図るため、日々従事しています。日常的に発生するトラブル対応やセキュリティ対策、業務改善の推進など、目立たないところで組織をしっかりと支えているのです。
ソフトクリエイトは、これからも情シスの皆さまの価値向上と課題解決へ支援してまいります。





