どうも、株式会社ソフトクリエイト 戦略ビジネス部 で情報屋やってます。山口です。
普段は中堅・中小企業様向けに Microsoft 365 活用のご支援をおこなっています。
私が講師をしている ワークショップ や ソフクリ365倶楽部向けの座談会 等ではお話していますが、特定プラン以上の Microsoft Entra ID(職場のメールアドレス)+ Microsoft Edge があれば、生成系AIの利用は開始できます。しかもセキュアに(^^
追加コストなしで商用データ保護の対象 Copilot となる Microsoft 365 ライセンスはどれですか?
これらのライセンスをお持ちのお客様は、追加コストなしで商用データ保護の Copilot 対象となります。
- Microsoft 365 E3 または E5
- Microsoft 365 F3
- Microsoft 365 Business Standard
- Microsoft 365 Business Premium
- Microsoft 365 A3 または A5(教職員以上)(18歳以上)
- Office 365 A1、A3、A5(教職員以上)(18歳以上)
ということで、今回の投稿では、Copilot in Web を利用する際のポイントと始め方を説明していきます。
Copilot in Web を利用する際のポイントと始め方
では、使ってみましょう。
1.Microsoft Edge を起動する。
2.Microsoft Entra アカウントで Microsoft Edge にサインインする。
※ 初回だけでいいと思いますが、Microsoft Edge に職場のアカウント(Microsoft Entra ID)でサインインします。Microsoft Edge に職場のアカウント(Microsoft Entra ID)でサインすることで、指示した内容や回答が Microsoft 365 のテナント外に出ないようになる、Microsoft 社のAI学習に利用されないようになるなど、セキュリティ&プライバシーのメリットがあります。
3.Microsoft Bing の検索欄に知りたいことを入力して、「Enter」キーを押す。
4.「Copilot」アイコンをクリックする。
5.プロンプト欄に入力した内容で、文章が生成されるので、生成結果の確認や画面を理解する。
- ① 指示したプロンプト(緑色) あなたが指示した内容が記載される。
- ② 生成結果(オレンジ色) :GPT(AI)+Microsoft Bing検索の情報を元にCopilotが文章を生成します。
- ③ 詳細情報(水色) :Copilotが文章の生成に利用したWebサイトの情報が表示される。生成内容の精査を行う場合に、関連するWebサイトを確認する。
- ④ 関連するアイデア(青色) :指示された内容に関連するアイデアが表示される。
- ⑤ 新しいトピック(黄緑) :Copilotは、会話した内容蓄積して、処理をするため、Copilotとやり取りする会話の内容を変更する場合に押す。
Microsoft Edge のサイドバーで「Microsoft Copilot」を併用する
Microsoft Edge のサイドバーで「Microsoft Copilot」を併用できます。
Google検索も利用したい場合には、Microsoft Edge のサイドバーに、Googleの検索ページを追加する。
a.Microsoft Edge のサイドバーの「+」ボタンをクリックする。
b.検索欄に、「Google」と入力し、「Enter」キーを押す。
c.「Googleサイト」を開く。
d.Google.comのサイトを「ピン止め」して、固定する。
Microsoft Copilot in Web は、Microsoft 365 を契約している方であれば、すぐに始められます。
今まで、慣れ親しんだWeb検索とは違う使い方になりますので、まずは使い方を覚え、特性を理解するようにしましょう。
まとめ
- サインインとセキュリティ: Microsoft Edge を起動し、Microsoft Entra ID でサインインすることで、会話の履歴が秘匿される。
- AIの使用: Microsoft Bing の検索欄から指示を投げ、Copilot による生成内容を確認する。AIが保有していない情報はハルシネーションが起きやすい。
- 会話の方法: 一般的な用語や指示からAIと会話することを検討し、エラーやキーワードが明確な場合には Google検索等も利用する。
- 最初にやること: 使ってみる。
- サイドバーの利用も考える。
ちなみに、Entra ID なしまたは、データ保護対象とならない Entra ID を利用して、Copilot in Web を利用することは可能ですが、指示された内容が学習データとして利用される(データは保護されない)ので、ご注意ください。
