進化するサイバー脅威と日本企業が取るべきアクティブ防御戦略
― 2025年上半期の最新動向と国内特有のリスク ―
2025年上半期、世界のサイバー脅威はさらに多様化・巧妙化し、日本企業もその影響を直接受けています。
ハクティビズムによる政治的サイバー攻撃、サプライチェーンを経由するランサムウェア、インフォスティーラーによる資格情報流出、そして公開直後から悪用されるゼロデイ脆弱性。
特に日本市場では、多層的なサプライチェーン構造、クラウドとオンプレが混在する環境、英語圏発の脅威情報とのタイムラグ、そして認証基盤の不統一が、攻撃成功率を高める要因となっています。
本セッションでは、イスラエル発祥のダークウェブ脅威インテリジェンスの老舗ベンダー、KELAが収集・分析した最新の脅威インテリジェンスをもとに、こうした国内特有のリスク構造を踏まえた攻撃者の動きと、その対策としてのアクティブサイバーディフェンス(能動的防御)の実践方法を紹介いたします。

川崎 真氏
KELA株式会社 Head of Pre-Sales
官公庁、金融、製造業など幅広い分野の顧客に対し、脅威インテリジェンスの提供と活用支援を行ってきた。ダークウェブ監視やアクティブサイバーディフェンス戦略立案に精通し、20年以上にわたりセキュリティ業界でプリセールスや技術支援に従事。CISSP資格保有。